- 日 時 平成16年6月1日(火) 午後7時00分~9時00分
- 場 所 市立産業会館 2階 展示室
- 定例会の概要
- テーマ
- 市町村合併に関する「城山町商工会青年部会員」との懇談会
- 城山はこれと言った特徴がないまち、殆どが市街化調整区域で地場産業も余りなく梅ワイン位。こじんまりして良い町であるが地域意識が強く人口の流入がない。青年部定例会で親会からも参加頂き総勢20名位に意見を聞いた。合併については反対-3、賛成-7、残りは「わからない」だった。合併すると町はどうなるのかについて「財産区」の問題があり「取られてしまう」という懸念もある様子、福祉関係は相模原の方が良いがその辺は注目されていない町長選もあり複雑である。 商売への影響については、町の仕事をしている人はあるが、その他の方は全く変わらないという意見が多い。コミュニティ性が無くなるのでは、商売との関連で紹介が減るのではとの意見もあるがプラスになるだろう・・もあり、まだ色々なことは考えていない様子合併に対して財産区、公共サービス、都市化等不安に思っている様である。 城山も商圏ではあまり差がない、便利さで交通に期待したい(現在バスしかなく最寄駅は橋本)。しかし合併がなぜ相模原か津久井4町で良いと考える人もいる、心配しているのはお金の部分と思うし合併しないと過疎化が進むのではとの意見もある。 自分自身としては賛成、財政面や郡で残る意味がない市になり緑を活かして行けば良いと考える
- 財産区とは何か
- 津久井湖ができた時から皆で不動産を持っている。川尻及び久保沢財産区は現在残っていて処分できるものではない、小倉財産区は解散して分けた。頭は町長、その中に維持会があって預金があり未だに残っている。不動産としての価値はない殆どが調整区域、処理が全く見えてこないし、取られてしまう・なくなる不安が本音。町田市の例もあるが市と合併しても財産区は別の性格の物として残せる話も出て来ている。
◎フリーディスカッション
- 相模原市での合併問題は皆さんほど深刻な問題となっていない、現在行政主導で進んでおり「なぜ我々が」と言うのはそこに任せておいて良いのかという事から。大事なのは例えば新交通体系等に対しても意見を出し合って、任意協に思いをぶつけて行かないと間に合わないのでは(合併に対しては20年も前から研究しており最終的には賛成だが、押し付けられるのは駄目と思う、自分達が合併したいと言う気持ちを持たないと駄目)
- 城山町単会の考えは4町は全く考えていない、相模原市との位置付けとしては緑地的な考え、ただ城山町エコミュージアム計画等があり、これを進めれば城山町の大きな特徴も出せるのでは
- 城山の今後を見たとき観光的な面ではどうか、観光・環境拠点としての城山という事も聞いた事がある
- 城山にオバタ風力発電局を造ろうとの考えがありミニバンは造った、大型の直径50m位の物を考えているが風が無くて付けれるかどうか疑問?観光的に横浜の方からも見えるようになるが開発を多くする必要はないと思っている
- 自立するにはお金のことも考えなければ成立しないが、反対の人はその辺も考えているのか
- 全くないと思う、現実逃避のようでもある
- 黒川先生の講演で凄い潜在能力があるといっていた、自分としても共感である。相模原で育って山への憧れもある、城山の人が相模原と一緒になって利用してやろうの考えはないのか、メリットを話せる場を作ることが必要。城山の良いところのアピール方法を知らない
- 参加者3人とも城山育ちでない、側から見てる状態で非常に良く見える。城山の良いところを引き出すことが重要では
- 城山は、通過する地点位しか今まで考えていなかった
- 城山のポテンシャルは自然の保存を活かすことと思う、相模原のベットタウン化ではない。故郷の風景をそのまま残す→観光資源として残し付加価値を考える(現在あるものを保存しながら観光事業として発展させる→これにより幹線道路から1本入ったところにも誘導できるし、相模原と一体となった観光イベント等も可能なのでは)
- 今の議論は両者をすり合わせるとどうかであるが、合併を考える上では両方向踏まえた中でのまちづくりを考えて行かないとすり合わせは難しいのでは。相模原も広いが相模大野と田名がサービスに対して議論があるかというとそれはない、一緒になった時に同じ括りの中でまちづくりを考えるそれが合併と思う。
- 相模原と合併すると地域性が無くなってしまうという考えはどうか、津久井地域はまち毎に地域性が強い、奥に行けば行くほど山梨との関わりも強くなる。津久井町と城山町の関係は
- 町民アンケートでどこと合併したいかを見ると城山の人は相模原と、津久井の人は城山と相模原、相模原の人は津久井と城山、どちらが「まち」かと言うと相模原市。城山の人は津久井とくっ付きたいとは思わない、まち毎に地元意識が強い。
- 津久井地域でも城山町は都市的考えだが、奥に行けば行くほど保守的になり、ギャップもある
- 相模原も転換期と思う、市内も開発され緑も少なくなっている。合併によって幅が広がる、街が良い人や森が良い人もいる、その価値はどちらが良いとは言えない。それを掘り起してお互いが持っていないものを共有し双方が良くなることを考えれば
- それが城山・津久井の今後の姿とも思う、それと合併とどう結びつけるか。緑があるのは今と一緒、合併したらどうするのの他に緑では・・・との意見も出てくる
- 林業等も人手がいなくなるそれを相模原の人がボランティアで行う等も考えられる
- 期待されすぎても困るのでは、合併することによって相模原市のものが利用できるから合併で、しないと駄目になる話しが前に出てしまう恐れもある(政策の中でもあめとムチがある)
- どっちも損しない民民連合とか、相互補完も考えられるのでは
- 行動範囲が昔より比べて広くなったので、ブロックは広くしたほうが良い。利便性が共有できるまちづくりを目指したらどうか
- 合併云々の1つの見方として地域から出ている議員にはトータル相模原で考えてもらいたい、合併することによって議員の考え方が変わってくるグローバルに物を考えてもらいたい視点が変わる。将来の環境を考えると空気と水と緑を今後どのように守るか維持するか、今いるひと人の役割と言える。グローバルな構造になった方が良いと思う。全国的に合併にならざるを得ないのではないか、小さな政府、大きな地域で見ていく必要がある
- 編入合併となると思う。ローカル色は残して頂きたい(地域性を残すことが大事)、相模原市もまとまっていない、市の中でも議論を成熟させる必要がある
- 「相模原はへそのない町」、相模原から「さがみの国」をどうするかの観点で良いまちづくりを考えるのも良い(行政指導ではなく自分達が楽しめるまち)。法人会は津久井4町でやっている、新しい「さがみの国」の中心は城山とする発想も面白い
- 都会で聞くと相模原の中心は小田急線と思っている、合併は賛成と思っている
- エリアが広がることによって、自然面の自給率が高まり相互間も出せれる、エリアが広がることは商圏が広がることで良い。自分のまちのアピールが少ないのでは(ここが城山!の標識もない)
- 自分達のことだけ考えず50年~60年先のことを考えると、あの自然はすばらしい財産である
- 日曜日のサンデープロジェクトで平成の大合併をやっていた。行政指導でやって来ているが目先の利益・不利益でなく、先を見て今何をするかを考えるとよいと思う。ある・なしクイズをやってみるのも良い
- 合併は国の方策として仕方がないので賛成。わが街の帰属意識が、市民にあるかどうか
- 相模原と一緒になった時どういう絵が描けるか、地域あった都市づくりを考える(4つの風を見ると言う)風土、風俗、風習、風 。お互いの持っていないものを補完する形が良い、目先のことでなく将来を考えると合併したほうが良い、お互いがプラスになるプランを考えれば良い
- 飛び地合併は
- 非常に難しいと思う、本当にどうなるのかディスクローチャーして考えなければいけない。何で合併するのかの意義を考えないといけない。津久井と城山が入らないとこの合併は意味ないと思う(賛成)
- 然を残すことばかり言われると、このままで変わらないのかなーとも考えてしまう通常普通に住むには何の不便もない
- 反対の理論を打ち出し住民を納得させないといけないのでは
- 提案をして行かなければいけないと再確認した。双方感を考え勉強することが大事。対比をさせながら討論しなければいけないと思う、皆さんから意見を聞いてうれしい事と感じた
- 9月~10月に仙台に行く予定、仙台の編入合併が似ている。一緒にどうか
- 今回は手探りで勉強会をやった、ステップとしてやらせて頂ければと思う
以上
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